康熙字典解説
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【戌集上】【金字部】鎗;康煕筆画:18;頁碼:1317 頁 06 行。『唐韻』楚庚切、『集韻』『韻会』楚耕切、音は璫に同じ。『説文』に「鐘の声なり」とある。『後漢書・馬融伝』に「鍠鍠鎗鎗、農郊大路の衢に奏す」と見える。『博雅』に「声なり」とある。『集韻』に「鏿と作ることもあり」とある。また『広韻』に「鼎の類」とあり、『六書故』に「三足の鬴なり」とある。俗に铛と作る。また『正韻』に「酒器」とあり、「南斉の竟陵王子良、何黙に徐景山の酒鎗を遺る」と見える。古には倉を借りて用いる。また『集韻』に鋤庚切、音は傖に同じ。これもまた鐘の声である。また『集韻』に千羊切、音は瑲に同じ。鏘と同じ。『史記・楽書』に「君子の音を聴くや、その铿鎗を聴くに非ず」とあり、『前漢書・礼楽志』に「但だ其の铿鎗鼓舞を紀する能いて、其の義を言う能わず」とある。注に「铿鎗は金石の声なり」とある。潘岳『籍田賦』に「冲牙铮鎗」とある。また鶬に通ず。『詩・周頌・鞗革有鶬』の釈文に「鶬、七羊反。本亦た鎗と作る」とあり、伝に「有鶬は法度有るを言う」とあり、箋に「鶬は金飾の貌なり」とある。また長腰鎗は米の別名なり。李賀『憶昌谷山居詩』に「長鎗江米熟す」とあり、注に「江米は江南の貢ずる玉粒なり」とある。また『字彙補』に「鎗は去声、髹工に鎗金・鎗銀の法有り。『輟耕録』に見ゆ」とある。『正字通』に「俗に鎗を刀槍の字と為すは誤りなり」とある。