康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1321 ページ)
【戌集上】【金字部】鏹;康煕筆画:20;頁 1321。『広韻』に居両切、『集韻』『韻会』に挙両切、『正韻』に居仰切とあり、音は襁なり。銭を縄にて貫くをいう。『左思・蜀都賦』に「鏹を蔵すること巨萬」とあり。註に「鏹とは銭を貫く縄なり」とす。『正字通』に「白鏹は銀の別名なり」とあり。漢代の『食貨志』に曰く、「万戸の邑には銭財千万貫を蔵す」。繈と鏹とは音同じくして義異なり。銭を鏹と称し、銭を縄にて貫くを繈という。『字彙』の糸部において繈を銭貫と解し、『正譌』の説を引いて別に鏹と作すとせるは非なり。ここに改めて「鏹をもって銭を貫く」と説けば、すなわち銭をもって銭を貫くとなりぬ。『韻会』に「鏹は繈に通ず」というもまた非なり。