康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 546 ページ)
【辰集中】【木部】槍。康煕筆画:14。頁碼:546 頁 09 行。『唐韻』七羊切。『集韻』『韻会』『正韻』千羊切。音は鏘。『説文』に「拒ぐ」とあり。『周礼・秋官・職金』に「国に大故あらば、金石を用うるには、その令を掌る」とあり。注に「金石を用うとは、槍・雷・椎・椁の類を作るを謂う」とあり。また揚雄『長楊賦』に「木・尖樁・縄を積み重ねて防備とす」とあり。また『玉篇』に「木の両端を鋭くするを指す」とあり。『類篇』に「木を削りて尖らし、盗賊を防ぐを槍と曰う」とあり。また一器の名なり。「槈」の字の注に見ゆ。また「触る」「撞く」を指す。『前漢書・路温舒伝』に「獄吏を見て、頭を地に撞く」とあり。また『前漢書・天文志』に「紫宮の左の星を天槍と曰う」とあり。また姓なり。『姓苑』に「漢に槍伝あり」とあり。また『集韻』『韻会』楚耕切。『正韻』抽庚切。音は崢。『爾雅・釈天』に「彗星を欃槍と曰う」とあり。また葉音して鏘と読む。宋の謝瞻『張子房詩』に「帷幄の中に謀略深く、光輝ある帝業盛んす。鴻門の宴にして日食のごとき危難を消し、垓下の戦いにて彗星のごとき禍乱を掃う」とあり。考証:『周礼・秋官・職舎』に「国に大故あらば、金石を用うるには、その令を掌る」とあるが、原文の「職舎」は謹んで「職金」に改む。