康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 419 ページ)
【卯集中】【手部】批;康熙筆画:8;頁碼:419 頁 12 行。【唐韻】匹迷切。【集韻】【韻会】篇迷切、音鈚。【説文】手をもって撃つ。【左伝・荘公十二年】宋の万、門において仇牧に遇ひ、手を以て之を撃ち殺す。又【広韻】推すの義、転ずるの義。又批示を示す。【唐書・李藩伝】給事中に昇り、詔書に未妥あるときは、黄紙の裏に批注す。又【韻会】「𠜱」に通ず。削ぐの義。【杜甫・房兵曹馬詩】馬の双耳、削ぎたる竹の如く聳ゆ。又【集韻】駢迷切、音鼙。撃つの義。又助くるの義。又頻脂切。「琵」に通ず。琵琶は、馬上にて弾ずる楽器なり。或いは手に従ふ。【風俗通】批把は、近世の楽師の作れる楽器にして、手を以て批把(撥弄して弾ず)するにより名づく。又【韻会】【正韻】普弭切、音庀。亦た手を以て撃つの義。又【集韻】【韻会】蒲結切、音蹩。敝の入声として読む。義同じ。【史記・荊軻伝】豈に欺侮の怨みを以て、龍の逆鱗に触れんと欲せんや。【注】批は触る、攻むるを謂ふ。又【孫臏伝】要害を攻撃し、虚を直捣す。【注】批は白結反と読む。相排み攻撃するの義なり。【荘子・養生主】大なる隙を劈き、大なる窾に入りて導く。又【正韻】避列切、音別。義同じ。【韻会】通じて「𢱧」と作る。【集韻】本は「𢱧」に作る。