康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 991 ページ)
【未集下】【肉部】膍;康煕筆画:16;頁碼:991 頁 27 行。『唐韻』房脂切、『集韻』『韻会』頻脂切、『正韻』蒲麋切、音「毗」に同じ。『説文解字』に「牛の百葉胃」とあり。別に「鳥の胃」を指すともいう。『韻会』に「百葉とは牛肚のことなり。膍胵は鳥の腸胃を指す。胵は音「鴟」に同じ」とあり。また「五臓の総称」とする説もある。『博雅』に「百葉を膍という」とあり。『正字通』に李時珍いわく、「膍とは整然と並ぶさまをいう。牛羊は百草を食らい、他の獣と異なるがゆえに、その胃に脾ありて蜂の巣のごとき構造をなし、これもまた他の獣と異なる」という。また『正韻』に「厚き意」と釈す。また『広韻』部迷切、『集韻』駢迷切、『韻会』辺迷切、音「鼙」に同じ。『広韻』に「膍臍とは人の臍のことなり」とあり。『急就篇』に「脾腎五臓膍臍乳」と見える。また『正韻』に「脾に通ず」とあり。『周礼・醢人』の「脾析醢」の注を引いて「脾析とは牛の百葉胃なり」とし、これにより「膍」と「脾」とは通用することを示す。『広韻』にはまた「肶」とも作る。