康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 123 ページ)
【子集下】【儿部】兒;康煕字典画数:8;ページ番号:123 頁。古文の注釈:『唐韻』は「汝移切」と注音し、『集韻』『韻会』『正韻』は「如支切」と注音して、音は「爾」の平声に似る。『説文解字』には「孺子なり。象形。小児の形に象る。頭囟いまだ合せず」とある。また『韻会』に「男を児といい、女を嬰という」とあり、さらに「児は端倪の意あり。人の始まる所にして、猶お木に萌芽の端あるがごとし」と解する。また『倉頡篇』に「児は弱なり。嬰児の柔弱なる状にして、幼小脆弱の形なり」とある。また『韻会』に「姓なり。漢に児寛という者あり」と記す。また『唐韻』は「五稽切」、「集韻』『韻会』は「研奚切」、「正韻』は「五黎切」と注音して、音は「霓」に似る。これも姓なり。『前漢・芸文志』に「児良」一篇ありと記す。〔注〕師古曰く、児良は戦国の人なり。『児寛伝』に「児寛は千乗の人なり」とある。また『韻会』に「弱小の意なり。倪に通ず」とあり、『孟子』に「その旄倪を反す」という句がある。考証:『説文解字』は元来「孩子也」とあったが、原文に従い「孺子也」に改む。「頭囪」を「頭囟」に改む。『孟子』は元来「反其耄倪」とあったが、原文に従い「反其旄倪」に改む。