康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 626 ページ)
【巳集上】【水部】涅;康煕筆画:11;頁碼:626 頁 03 行。『唐韻』奴結切、『集韻』『韻会』『正韻』乃結切、音は捏。水名。『水経注』に「涅水は東流して涅氏県を歴る」とある。また県名。『水経注』に「涅水は涅陽県の西北にある岐棘山に発す」とある。また水名。『馬融・広成頌』に「丹水・涅池」とあり、注に「丹水・涅水は今鄧州に在り」という。また『説文』に「黒土の水に在る者」とある。『淮南子・俶真訓』に「涅を用いて布を染むれば、其の色涅よりも黒し」とある。また『揚子・方言』に「涅は変ずるの義なり。燕・朝鮮・洌水の間に於ては涅と謂ひ、或いは譁と謂ふ。鶏の卵を抱きて未だ雛にならず、始めて変じんとする時を涅と曰う」とある。また涅石は薬名。『山海経』に「孟門山、其の下に黄堊・涅石多し」とある。また『集韻』に其兼切とあり、『鬼谷子』に「飛鉗・涅暗有り」と見え、劉昌宗はこの読みをなす。