康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1017 ページ)
【申集上】【艸部】艿;康煕筆画:8;頁碼:1017 頁下段第 10。『唐韻』如乗切、『集韻』『韻会』如蒸切、『正韻』如陵切、音仍。古き草根を刈り除かざるに、新草また生じて相継ぎ絶えざるを指す。いわゆる「火艿」の草なり。『唐書・裴延齢伝』に、裴延齢妄りに曰く、「長安咸陽の間、陂塘の辺に艿草数百頃を得たり」と。『正字通』に、「芿は艿と同じ」と。按ずるに、『唐韻』は二字に分ち、艿は平声に読み、芿は去声に読む。『集韻』はこの二字相通ずと雖も、平声には艿を主とし、去声には艿を従とす。その義稍々異なるは、古人必ず所拠あらん。かつ『唐書』を考うるに、亦た二字別々に見ゆ、併合すべきにあらず。今『唐韻』に従う。