康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 930 ページ)
【未集中】【糸部】緡;康熙筆画:15;頁 930『広韻』武巾切『集韻』眉貧切、音は珉。『正韻』彌鄰切、音は民。『説文』に「釣魚なり」とあり。『詩・召南』に「其の釣るや維れ何ぞ、維れ絲にして伊れ緡」とあり。『爾雅・釈詁』に「緡、綸なり」とあり。〔註〕縄なり。江東にてこれを緡と謂う。また『説文』に「呉人の衣を解きて相被うを緡と謂う」とあり。『詩・大雅』に「絲を緡すと言う」とあり。〔註〕緡、被なり。また銭貫なり。『前漢・武帝紀』に「初めて緡銭を算す」とあり。〔註〕緡、絲なり、以て銭を貫く。また邑名なり。『左伝・僖公二十三年』に「斉侯宋を伐ちて緡を囲む」とあり。〔註〕緡、宋の邑なり。高平昌邑県の東南に東緡城あり。また『集韻』呼昆切、音は昏。義同じ。また『集韻』彌延切、音は棉。緜に通ず。また『集韻』弭盡切、音は泯。『荘子・則陽篇』に「丘陵草木の緡すと雖も使わば」とあり。〔音義〕緡、盛んなり。また『荘子・在宥篇』に「我が緡乎に当る」とあり。〔音義〕緡、泯合なり。また『集韻』美隕切。愍または緡と作る。痛むなり。