康熙字典解説
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【酉集中】【豸部】貇;康煕筆画:13;頁碼:1201 頁 11 行目。『集韻』に「枯昆切、音は坤」とあり。「豤」は時に「貇」と書く。『類篇』によれば、噛む・減ずるの意。また『正字通』に「懇」と同しとある。按ずるに、『説文解字』では「懇」を「𢡆」と作り、心部に属し、「豤」を声旁とする。「豤」は噛むの意なり。豕部に属し、「艮」を声旁とし、音は康很切なり。『漢書・劉向伝』に「故に豤豤として数々姦を為して死亡の誅を受く」とあり。顔師古の注に「豤豤は懇誠の意、音は懇と同じ」という。されば「豤」も通じて用うるべし。後人、豸部に従いて作るがゆえに、「豤」はまた豸部に従う「貇」とも書く。「貇」すなわち「懇」なり。