康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 867 ページ)
【午集下】【穴部】窶。康煕筆画 16、頁碼 867 第 46。『唐韻』其矩切、『集韻』郡羽切。音は「蔞」に同じ。『説文』礼に従って居するの資なきを指す。『徐註』階および堂前の東階は礼を行う所なり。貧しくして礼を行うこと能わざれば、故にまず室屋居所に現る。『詩・邶風』既にして窶しく且つ貧し。『伝』窶とは礼なきの謂いなり。『爾雅・釈言』窶、貧なり。『註』貧しく陋なるを言う。『疏』財なくして礼を行うこと能わざるが故に、貧しく陋なるを言う。又『前漢・東方朔伝』盆の下を窶数と曰う。『師古註』窶数とは頭に戴く器なり。盆に物を盛って頭に戴く者、窶数を用いてこれを行う。今白団餅を売る者の用うる所、即ち是れなり。『釈名』窶数、局促のごとし。皆狭小局促の意を表す。又『集韻』郎侯切、『正韻』盧侯切。音は「婁」に同じ。『史記・淳于髡伝』高狭の地も一筐の土を盈つるに足る。『裴駰註』甌窶とは、狭小にして瘠せる地を指す。又『韻会』『正韻』良据切。音は「慮」に同じ。義同じ。考証:『詩・衛風』終に窶しく且つ貧し。謹んで按ずるに、原文は衛風を邶風に改むべし。