康熙字典解説
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【亥集中】【鳥部】鵙。康煕筆画:18。頁碼:1490 頁下段 25 行。『韻会』に「扃闃切、音郹」とあり、すなわちモズのこと。伯鷯ともいい、伯趙ともいい、姑悪ともいい、苦吻鳥ともいう。『爾雅・釈鳥』に「鵙は伯労なり」とある。〔郭璞注〕鶷鶡に似て大而り。『左伝』に「伯趙氏」と見える。『禽経』に「伯労は鴝鵒に似て、嘴黒し」とある。『埤雅』に「伯労は蛇を制す。伯労上に鳴けば、蛇盤りて動かず」とある。また『爾雅・釈鳥』に「鵲・伯労の類は、飛ぶとき翼を収む」とある。『詩経・豳風』に「七月伯労鳴く」とあり、『礼記・月令』に「仲夏の月、伯労始めて鳴く」とある。『易・通卦験』に「博労(すなわち伯労)は夏至に陰気に応じて鳴き、冬至に至って止む。ゆえに古帝少皡これをもって時令(夏至・冬至)を掌る官と為す」とある。厳粲曰く、「五月に伯労鳴き始めるは初生の陰気に感ずるなり。七月に至りてなお鳴くは、陰気既に盛んにして寒気将に来らんとするがゆえなり。されば七月に伯労の鳴きを聞くは、時に先だちて時物を感じたるなり」。本字は「鶪」に作る。〔曹植『悪鳥論』〕伯労の声「嗅嗅」なるがゆえに、この擬声をもって名づく。陰気に感じて動き、他の鳥獣を害する鳥なり。互いに「鶪」の字の注に詳し。『爾雅・釈鳥』に「鵲・伯労の類は、飛ぶとき翼を収む」とある。