康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 958 ページ)
【未集中】【羽部】翦;康煕筆画:15;頁碼:958 頁 11 行
古代文献による記載:『広韻』に「即浅切」、「集韻」「韻会」「正韻」に「子践切」とあり、音は「剪」に同じ。『説文』に「羽毛の初め生ずる様」とある。『爾雅・釈言』に「翦は斉(ととの)うなり」とあり、注に「南方人は鋏を剤という」とある。『玉篇』に「約す、斉しく断つ」とあり、『広韻』に「殺滅す」とある。『詩・召南』に「翦ずること勿れ、敗ること勿れ」とあり、伝に「翦は去るなり」とある。『周礼・秋官・剪氏注』に「翦は断絶し滅するの辞なり」とある。『左伝・宣公十二年』に「これを翦じて諸侯に分賜す」とあり、注に「翦は削ぐなり」とある。また『成公二年』に「我姑くこれを翦じて而して後に朝食せん」とあり、注に「翦は尽くるなり」とある。また『儀礼・既夕礼』に「粗布を以て浅黒に染む」とあり、注に「翦は浅し」とある。疏に「浅黒の色に染むるをいう」とある。また『荘子・在宥篇』に「諂諛の心は翦翦たり」とあり、音義に「巧弁に善し」とあり、一説に「諂諛の様」、李云に「短浅の様」とある。『干禄字書』に「俗体は剪と作る」とあり、また『集韻』に「子賤切、音箭に同じ」とあり、「箭」の字も時に「翦」と作る。