康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 216 ページ)
【丑集上】【囗部】囝。康煕筆画 6、頁碼 216 第 24。『集韻』に「九件切」とあり、音は「蹇」に同じ。福建地方では子を「囝」と呼ぶ。『正字通』によれば、福建の方言では「宰」に似た音で読む。『青箱雑記』に、唐代に福建の児童を選んで宦官としたため、顧況がこれを受けて『哀囝詩』を詠んだとある。また『囝別郎罷』『郎罷別囝』という詩もあり、風刺の意を託したものである。「郎罷」とは、福建地方で父を呼ぶ称である。さらに『集韻』に「魚厥切」とあり、音は「刖」に同じ。「月」の字と同じく、唐代の武則天が造った字である。