康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 258 ページ)
【丑集下】【女部】姐;康煕筆画:8;頁碼:258 頁上段 27。古文に她・毑と作る。『唐韻』に兹也切、『集韻』『韻会』『正韻』に子野切で、姉と同じ。『説文』に「蜀の人は母を姐と呼ぶ」とあり、今の習俗では弟が姉を姐と呼ぶ。一説に軽んずる意があるという。また『集韻』に臻魚切、音は菹。嬳姐は姿態を指す。また蒋氏切、音は紫。彡姐は西羌の地名。『前漢書・馮奉世伝』に「元帝永光二年、隴西の羌・彡姐、傍種の反逆」と見え、注に「姐、音は紫」とある。今も西羌に彡姓がある。『集韻』に慈野切、音は抯と作る。また蕩姐もまた羌の一支部族。『揚雄・諫書』に「籍蕩姐之場」と見える。また『集韻』に将豫切、音は怚。『説文』に驕りの意。『嵆康・幽憤詩』に「恃愛肆姐、不訓不師」とある。按ずるに、彡姐・肆姐は史書文集に見える。『正字通』は何に基づいて誤りとしたのか、その考証は明らかでない。