康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 203 ページ)
【丑集上】【口部】嗟;康煕筆画:13;頁碼:203 頁下段 21。古文は「差」。『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「咨邪切」、音は「罝」。『玉篇』に「嗟嘆なり」。『広韻』に「咨なり」。『集韻』に「一に曰く、痛惜なり」。『爾雅・釈詁』に「嗟、〇なり」。『釈名』に「嗟、佐なり。言もって意を尽くすに足らざるが故に、この声を発して自ら佐くるなり」。『書・甘誓』に「王曰く、嗟、六事の人よ、予誓って汝に告ぐ」。『詩・周南』に「嗟、我が人を懐う」。また『斉風』に「猗嗟、昌なるかな」。『疏』に「猗は心内の不平、嗟は口の喑咀にして、皆傷嘆の声なり」。『礼記・檀弓』に「嗟来りて食らえ」。『広韻』に「〇と同じ」。『集韻』に「本は〇と作り、亦た〇と書く」。また『集韻』に「遭哥切」、音は「〇」。『易・離卦』に「缶を鼓して歌わざれば、すなわち大耋の嗟あり」。『音義』に「王粛は遭哥切と読む」。『阮籍・詠懐詩』に「李公東門を悲しみ、蘇子三河を狭しとする。仁を求めて自ら仁を得ば、豈復た咨嗟を嘆ずべけんや」。また『韻会補』に「子夜切」、音は「借」。「唶」に同じ。『三蒼詁』に「咄嗟、度り易し。猶お呼吸の間と言うがごとし」。字は本「唶」と作る。古に咄唶歌あり。『世説』に「石崇豆粥を作り、咄嗟にして弁ず」。