康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 592 ページ)
【辰集下】【毛部】毠;康煕筆画:9;頁碼:592 頁上段 21 行。『集韻』に「居牙切、音は嘉」とあり、「裟」に同じ。毛衣を裟という。あるいは毠と書き、また袈とも書く。『西域記』に「僧祗支、正しくは僧迦鵄といい、腋を覆う衣を指す」とある。竺道祖いわく、「魏の時に僧を宮内に請じてこの衣を作らしめ、ゆえに左側の祗支に綴り付けた」と。今では両袖を偏衫といい、七条を郁多羅僧という。三種の壊色を用いる。青・黒・木蘭なり。青とは銅青のことで、黒とは雑泥のこと、木蘭とは樹皮の色なり。応法師は旧くは裟と書き、葛洪がこれを改めて袈裟とした。全称は迦羅紗曳にして、これ不正の色をいう。諸説によれば、これすなわち袈裟なり。古くは毛をもって編みたるがゆえに毛に従い、後には布を用いるがゆえに衣に従う。