康熙字典解説
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【戌集上】【門部】閡;康熙筆画:14;頁碼:1333 頁 37 行。『唐韻』五漑切、『集韻』『韻会』牛代切、『正韻』牛蓋切。音は礙。『説文』に「外より閉ずるなり。門に従ひ、亥に従ふ。意兼んで声なり」とある。『玉篇』に「阻止す」とある。『易・蒙卦』の注に「退けば険阻に困り、進めば山に閡(さまた)げらる」とあり、疏に「坎艮の下に在り、是れ山下に険あり。進退得べからざるを恐るれば、故に蒙昧にして明ならず」という。また『中孚』の注に「進まんと欲するに敵に閡げらるるが故に、時に鼓を撃つ」とある。左思『呉都賦』に「寒暑天地の間に閡ぐ」とあり、注に「閡、五蓋反」という。また『抱朴子・仁明巻』に「学びて思わざれば、則ち疑難阻塞実にはなはだ多し」とあり、また『広譬巻』に「霊鳳の朝に丹穴より発し、暮に軒丘に集まり、日影いまだ移らざるに已に九重を周遊し、風雲を凌ぎて毫も阻まれざるは、其の六翮軽健なるによるなり」とある。また『列子・黄帝篇』に「和せる人は万物と完全に融合し、万物之を傷害し閡ぐる能わず。金石を游び水火を踏むも、皆為すべし」とあり、『釈文』に「閡、音艾」という。また『集韻』『類篇』に下攺切、音亥。掩蔵し堵塞す。『前漢・律暦志』に「万物を包容蔵納し、而して陽気を混雑して種子を闭塞す」とあり、注に孟康曰く「閡は蔵塞なり」という。また『広韻』古代切、『集韻』戸代切、音漑。義同じ。また『集韻』紇則切、音劾。阻碍す。また『五音集韻』苦亥切、音愷。開啓す。また『韻補』に叶音攺とあり。『前漢・郊祀歌』に「決意して九重に飛び、紛紜として六合に浮游し大海す」とあり、『釈文』に「叶音攺」という。