康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 794 ページ)
【午集中】【皿部】盍。康煕筆画 10、頁碼 794-02。『唐韻』胡腊切、『集韻』『韻会』轄腊切、『正韻』胡閣切。盇に同じ。『説文』覆うの義。『爾雅・釈詁』合うの義。『易・豫卦』「朋盍簪」。『疏』多くの朋友が聚合して速やかに至るを指す。また「何不」の意を表す。『左伝・桓公十一年』「王に師を増すことを請わざるや」。『論語』「各々その志を言わざるや」。また『魏略・西域伝』に「氐人は散じて山谷の間に竄れ、其の種一ならず、自ら相呼んで盍稚と為す」とあり、また姓とする。宋の盍著は嘉祐七年、殿中丞として常熟県知県を務む。また『韻会』に時に蓋と作るとある。『詩・小雅』「曷不帰って安んずるや」。『孟子』「則ち曷ぞ根本に反らざるや」。また『集韻』丘葛切、音渴と同じ。盍旦は鳥の名。『礼記・坊記』に「『詩』に曰く、盍旦を視る、猶お人を厭わしむ」とあり、『注』に「夜鳴いて天明るきを求むる鳥」という。また『集韻』に曷・鶡と同じとし、また丘蓋切、音嘅と同じく、義も同じとある。『字彙補』に別に と作るは誤りだとする。考証:『易・豫卦』「朋盍簪」。『疏』「多くの朋友が聚合して急切に求める」。謹んで原文に従い、「求」を「来」に改める。