康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 628 ページ)
【巳集上】【水部】涵;康煕筆画:12;頁碼:628 頁 13 行。【広韻】【集韻】【韻会】【正韻】に「胡南切」とあり、音は「含」に同じ。【説文解字】には「水沢多し」と釈す。【揚子・方言】には「沈む」とあり、楚の郢以南では「涵」といい、あるいは「潜」ともいう。また「包容す」の義もある。【詩経・小雅】の「僭始既涵」の「涵」はこの義に用いる。また【集韻】に「胡纔切」、音「咸」に同じとあり、これは漢の鄭玄が『詩経・小雅』においてこの字を読んだ音である。また【広韻】に「胡感切」、音「頷」に同じとあり、【玉篇】には「沈む」と釈し、別に「水船に入る」という説もある。【集韻】によれば、この字は「圅」に従う形に作るか、あるいは「岑」に従う「涔」に作るという。