康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 135 ページ)
【子集下】【凵部】函;康煕筆画:8;頁碼:135 頁 16 行目。【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】胡男切、音含。【説文】舌を指し、また収容することをいう。【礼記・曲礼】席間函丈。また【前漢書・礼楽志・郊祀歌】「函蒙祉福常若期」。【注】師古曰く、函は包含の義なり。また【前漢書・班固叙伝】「之を函むること海の如し」。【注】読み含と同じ。【律暦志】太極函三して一と為す。【礼記・楽志】人は陰陽の気を函む。また【玉篇】鎧甲。【周礼・冬官考工記】燕に函甲なきに非ず、人皆よく之を作る。また【集韻】戸感切、音頷。【通俗文】口の上を臄といい、口の下を函という。【集韻】あるいは椷と作る。【前漢書・天文志】「太白の間椷剣すべし」。【注】一剑を収容すべしを指す。また【唐韻】【集韻】【韻会】胡讒切、【正韻】胡嵒切、音咸。匣を指す。また【集韻】あるいは某字に作り、樹名の一。または別字に作る。【博雅】鎧甲を指し、通常函と書く。また【玉篇】書簡。【晋書・殷浩伝】竟に空函を達す。また姓。【広韻】漢に豫章太守函熙あり。また漢に復姓あり。漢末に黄門侍郎函治子覚あり。また函谷、関隘の名。また咸に通ず。【周礼・秋官】伊耆氏杖咸を供す。【注】咸は函と読み、これをもって杖を蔵するを指す。また【張有・復古編】圅はまた函と作り、ただ筆跡少し異なるのみ。別に凾と作るは誤りなり。考証:【前漢書・礼楽志・郊祀歌】「函業祉福常若期」。謹んで原文に照らし、「函業」を「函蒙」に改む。