康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1504 ページ)
【亥集上】【鳥部】鸛;康煕筆画:29;頁碼:1504 頁第 39。【広韻】【集韻】【韻会】古玩切、音は貫。水鳥。水を好み、雨が降ろうとすると鳴く。【禽経】に「鸛鳥が仰向いて鳴けば晴れ、俯いて鳴けば曇る」とある。また「鸛は三羽の雛を産み、その一羽が鶴となる。巽卦が極まれば震卦となり、陰が陽に転ず。震は鶴を表し、巽は鸛を表す」ともいう。【本草・陶弘景注】に「頭は赤くなく、頸に黒い帯状の紋はなく、体は鶴に似て、高く鳴くことを好まず、ただ嘴を打ち合わせて声を出す。鸛には二種あり、白鳥に似て樹上に巣を作るのを白鸛といい、黒く首を曲げるのを烏鸛という」とある。陸璣曰く、「鸛雀は雁に似て、これより大きい」。別名を負釜といい、また黒尻ともいい、背灶ともいい、早裙ともいう。泥で巣を作り、巣の傍らに池を設けて水を満たし、魚を入れて雛を養う。【詩経・豳風】に「鸛、蟻塚に鳴く」とあり、また「冠」とも書く。【後漢書・楊震伝】に「冠雀、三尾の鰻を銜えて講堂の前に置く」とある。【注】に「冠は貫と読み、すなわち鸛雀なり」とある。また【唐韻】【集韻】に呼官切、音は歓。【爾雅・釈鳥】に「鸛鹀、鶝鶔」とあり、【注】に「鸛、音は歓」とある。また【集韻】に古丸切、音は官。水鳥。また【集韻】に胡官切、音は桓。義同じ。また【集韻】【類篇】に逵員切。「鸜」に同じ。鸜鹆はまた鸛鹆とも書く。【左伝・昭公二十五年】に「鸜鹆来たりて巣す」とあり、【公羊伝】には「鸛」と書き、音は権と読む。【韻会小補】に「『鸜』は本来『𪈻』と書いた。すなわち八哥なり」とある。