康熙字典解説
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【亥集中】【魚部】鰥;康熙筆画:21;頁碼:1475 頁第 40 行
古文字考釈:【唐韻】は古頑切、【集韻】【韻會】は姑頑切、【正韻】は姑還切で、音は「關」に同じ。【説文解字】に「魚の名」とある。【詩経・斉風】に「其の魚は魴と鰥」と見え、【毛伝】に「大魚なり」と注す。【孔叢子・抗志篇】に「衛の人、河に釣して鰥を得、その大なるや車を盈つ。子思問ふて曰く、如何にして之を釣るや。対へて曰く、始は魴を餌とす。鰥過ぎて顧みず。既に而して豚の半ばを以て餌とせば、乃ち呑む」と記す。また【尚書・堯典】に「下に鰥あり、虞舜と曰ふ」と見え、【孔伝】に「妻なきを鰥と謂ふ」と釈す。【礼記・王制】に「老いて妻なきを鰥と曰ふ」とあり。【釈名】に「鰥は昆なり。昆は明なり。愁悶して寐ず、目常に瞋瞋たり。故に魚に従ふ。魚の目は常に閉ざさざるが故なり」と釈す。【白虎通】に「鰥は独り无所依の貌なり。親戚なきを謂ひ、寡は少の義なり」という。また【集韻】に公渾切、音「昆」に同じ。「鯤」と同字。【爾雅・釈魚疏】に「鰥は魚の子を指す。鰥と鯤は字形異なれど、蓋し古に通ず」とあり。また「瘝」に通ず。【爾雅・釈詁】に「鰥は病の義」と釈す。【鄭樵註】に「鰥は即ち瘝なり」という。また【広韻】【集韻】に古幻切、音「慣」に同じ。見るの貌。或いは別字に作る。また葉音して真韻に押す。【楚辞・天問】に「舜閔家に在り、父何ぞ以て鰥せん。堯姚に合わず、二女何ぞ親ならん」と句あり。