康熙字典解説
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【亥集中】【鳥部】鶊。康煕筆画 19、頁碼 1493 第 24。『広韻』古行切、『集韻』『韻会』居行切、『正韻』古衡切、音は庚。鶬鶊は鳥の名。八哥より大きく、体毛は黄色で、翼と尾の羽は黒と黄が交じる。雌雄ともに飛び、その声は織機の音に似る。「倉庚」とも書く。『爾雅・釈鳥』に「倉庚はすなわち鵹黄なり」。『礼記・月令』に「仲春の月、倉庚鳴く」。『正字通』に「倉庚はすなわち黄鸝なり。双んで飛び相倚り相伴うを黄鸝という。黄色にして黒文あるを黧黄といい、声いんいんとして聞き苦しきを黄鶯という」。詩疏に「あるいはこれを黄栗留といい、あるいは黄袍という」。『詩経・豳風』に「倉庚于飛、翯々たり」。揚雄『方言』に「斉人はこれを搏黍という。冬は穀中に蔵れ、二月に至りて始めて鳴く」。『荊州志』に「農人冬に田に於いて二・三尺を掘り、堅く円にして卵のごとき土塊を得、これを破れば鳥その中に在り、未だ羽あらず。春に至りて始めて羽生じ、土を破って出ず」。また『山海経』に「黄鳥、これを食えば妬まざるべし」という。