康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 978 ページ)
【未集下】【肉部】胕;康煕筆画:11;頁碼:978 頁 13 行
『広韻』『集韻』『韻会』に符遇切とあり、『正韻』に防父切とあり、音は「附」に同じ。『揚子・太玄経』に「肺胕の行」と見える。『広韻』に肺胕は心臓と脊骨を指すと解す。『集韻』に人の六腑と解す。『正韻』に晋書が「肺腑」と作るのは誤りだと指摘する。
また『集韻』に風無切とあり、音は「膚」に同じ。足を指す。時に「趺」とも作る。『戦国策』に「塩車に服して太行に登り、蹄伸び膝折れ、尾沈み胕潰る」と見え、『釈文』に胕の音を「膚」と注す。
また『五音集韻』に防無切とあり、音は「扶」に同じ。腫脹を指す。『山海経』に「竹山に草あり、名づけて黄雚と曰う。之に浴すれば疥を已め、又以って胕を已むべし」と見え、『注』に腫脹を治すと解し、音は「符」に同じとする。
また『韻会』に「附」に通ずと指出す。『前漢・劉向伝』に「臣幸いに肺附に托すを得」と見え、『注』に肝臓と肺臓が相互に依附すると解す。