康熙字典解説
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【巳集中】【火部】焚;康煕筆画:12;頁碼:673 頁 13 行
古文には「燔」と作る。
『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「符分切」、音「汾」に同じとある。
『玉篇』に「焼く」と釈す。
『集韻』に「火をもって物を灼く」と釈す。
『尚書・胤征』に「玉石倶に焚ゆ」とあり。
『易経・離卦』に「焚如」とあり。
『春秋・桓公七年』に「咸丘を焚く」と記す。
注に曰く、焚とは火をもって田を焼くを謂う。
『礼記・月令』に「仲春、山林を焚くこと勿れ」とあり。
また『集韻』に「方問切」、音「奮」に同じとある。
『左伝・襄公二十四年』に「象は歯有り、以ってその身を焚ず」とあり。
注に曰く、杜預は「焚は倒斃を謂う」とし、服虔は「焚は音『僨』に同じく、僵仆を謂う」とす。
『集韻』に「本また『僨』に作る」とあり。
また葉韻して「汾沿切」と読む。
郭璞『炎山賛』に曰く、「木は陽気の精を含み、気鬱すれば則ち焚ゆ。理微妙なり、其の妙は伝に在り」。
また葉韻して「符筠切」と読む。
曹植の文に曰く、「後世継ぐ能わず、法网秦に漏れ有り、礼楽崩壊し学術滅び、儒坑に陥り礼焚ゆ」。
『説文解字』には本「燓」に作る。
『集韻』に「時に『炃』又は『燌』にも作る」とあり。