康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 883 ページ)
【未集上】【竹部】答。康煕筆画 12、頁碼 883 第 13。古文に畣・畗と作る。『広韻』は都合切、『集韻』『韻会』『正韻』は得合切で、音は「溚」に同じ。『篇海』に「竹」とあり。また応対し、報い、符合するの義あり。『礼記・儒行』に「君その言を採るれば、臣敢えて疑わず。君その言を採らざれば、臣敢えて諂わず」と見え、注に「これに答うとは、その言を採りて用うるを謂う」とあり。また『漢書・貨殖伝』に「答布・皮革千石」と見え、注に「答布とは粗厚の布なり」とあり。ここにおける「答」は厚重なるさまを示す。また水名なり。『水経注』に「婁山の北より出づる波水を百答水と曰う」とあり。また答禄という複姓あり。明の答禄奕権は翰林典籍となり、洪武年間の『正韻』の編修に参与せり。また『爾雅・釈言』に「答、肯・可なり」と見え、『広韻』にも「荅」と作る。