康熙字典解説
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【戌集上】【金字部】鍛;康熙画数:17;頁 1314【唐韻】丁貫切【集韻】【韻会】【正韻】都玩切、音は碫。【説文】小冶なり。金に従い段声。【徐曰】ただ槌にて之をうつのみ、溶かさず、故に小冶と曰う。【倉頡篇】椎なり。【広韻】鉄を打つ。【増韻】金を冶金するを鍛と曰う。【書・費誓】乃ち戈矛を鍛えよ。【伝】戈矛を鍛錬するなり。【晋書・嵆康伝】康は鍛を好む、毎に柳樹の下にて鍛す、鍾会之を訪うるも、康は鍛すること故の如し。又【前漢・路温舒伝】上奏して却けられるを畏れば、則ち鍛錬して周内す。【註】精熟周悉にして、法中に致すなり。【後漢・韋彪伝】鍛錬の吏、心を持ること薄きに近し。【註】鍛錬とは、猶お成熟を言うなり。深文の吏、人の罪に入ること、工冶の陶鑄鍛錬して之を成熟せしむるが如し。又【儀礼・喪服】鍛えて灰を用いること勿れ。【疏】冠は六升の布を用い、水を加えて濯ぎ、ただ灰を用いること勿きのみ。又【士喪礼・功布註】功布とは、鍛濯灰治の布なり。又【馬融・長笛賦】靁叩鍛の岌峇兮。【註】叩鍛、岌峇は声為すなり。倉頡篇に曰く、鍛は椎なり。又腶に通ず。【左伝・哀十一年・腶脯釈文】腶、丁乱反。亦た鍛と作る。【穀梁伝・荘二十四年】婦人の贄、棗栗鍛脩。【註】鍛、丁乱反。脯なり。鍛えて薑桂を加うるを脩と曰う。又【詩・大雅】厲を取り鍛を取る。【伝】鍛は石なり。【箋】鍛厲は斧斤の石なり。【釈文】鍛は本また碫と作り、丁乱反。『説文』に云う、碫は厲石なり。又矢の名。【前漢・衡山王伝】輣車を作り鍛矢を作す。考証:【後漢・韋彪伝】鍛錬の吏、心を持ること薄きに近し。【註】深文の吏、人の罪に入ること、工冶の陶鑄鍛錬して之を成熟せしむるが如し。謹んで原文により「文深」を「深文」に改む。