康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 833 ページ)
【午集下】【石部】碫;康煕筆画:14;頁碼:833 頁 15 行。『広韻』丁貫切、『集韻』『韻会』『正韻』都玩切。鍛に同じ。按ずるに、『説文・殳部』の段注に「物を椎うつこと」とあり、「金部」の鍛の注に「小冶なり」とある。その意は実に相足れり。『詩・大雅』に「厲を取り鍛を取る」とあり、毛伝に「鍛は石なり」といい、鄭箋に「鍛は、鍛の質(台)を為す所の石なり。斧斤を鍛え厲ぐ所の石を取るをいう」という。陸徳明『音義』にいわく、「本また碫に作る」。是れ碫と鍛と通用すること疑いなし。『正字通』は、『説文』石部に碬あって碫なきにより、必ず碬を以て碫の字の譌なりとし、かつ『正韻』の「碫は鍛に同じ」を誤りとして斥けるも、非なり。