康熙字典解説
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【辰集中】【木部】楯;康熙筆画:13;頁碼:541 頁第 10。『唐韻』食允切、『集韻』『韻会』竪尹切、『正韻』乳允切、音は盾。『説文』に「闌檻なり」とあり。王逸曰く、「縦を欄と曰ひ、横を楯と曰ふ。今階除の木句欄是れなり」と。『史記・滑稽伝』に「秦始皇の時に陛楯郎あり」と。『唐書・百官志』に「鉤楯は禁苑の果木を掌る」と。また盾に通ず。干なり。『左伝・定公六年』に「楽祁、揚楯六十を子に献ず」と。また舞者の執る所なり。『礼記・明堂位』に「朱干玉戚」とあり。疏に「干は楯なり、戚は斧なり。舞者左手に楯を執り、右手に斧を執る、これを武舞と謂ふ」と。また輴に通じ、喪車に之を用ゆ。『儀礼・既夕』の注に「輴は四周あり、軹軸あれば則ち輴無し」と。一に楯と作る。或いは閏と読む。また抜擢なり。『淮南子・原道訓』に「万物を引楯し、群美萌生す」と。また『集韻』『正韻』に食閏切、音は順。義同じ。また『集韻』に敕準切、音は蠢。案なり。また『唐韻』に丑倫切、『正韻』に枢倫切、音は椿。『唐韻』に「木名なり」と。『類篇』に「車の約なり」と。また『唐韻』に詳遵切、音は旬。閑檻なり。考証:『左伝・定公五年』に「楽祁、揚楯六十を子に献ず」とあるが、謹んで原文に従い五年を六年に改む。