【戌集下】【頁部】顚;康熙筆画:19;ページ番号:1408 页第 05 行。【唐韻】都年切。【集韻】【韻会】【正韻】多年切。音は「田」。【説文】頂なり。【爾雅・釈言】顚、頂なり。【疏】頭頂を指す。【詩・秦風】馬に白き顚あり。【伝】白顚とは、額に白毛あるを指す。【疏】額に白毛あるは、今いわゆる戴星の馬なり。また【玉篇】山頂を顚と曰う。【蘇軾・琴操】山は時に草木なく禿げたり。また事の始末を顚末と曰う。【陸機・文賦】時機を失いて相会い、常に末を執って首に続くるがごとし。【注】先後の序錯乱せるを言う。また【小爾雅】墜落す。【釈名】倒るるの意なり。【書・微子】我が顚墜覆亡を告げよ。【疏】上より墜つるを指す。【荘子・人間世】外に順じて内に和すれば、則ち傾覆滅亡に従う。【郭注】もし全く彼と同ずれば、即ち其の危きに扶けざるなり。【正字通】別に「傎」と作る。また「癲」に同じ。狂なるの意なり。【唐書・張旭伝】張旭大いに酔い、呼叫狂奔し、頭を以て墨に蘸り書す。世人これを張顚と称す。また地名なり。【左伝・僖公二年】冀道ならず、顚軫より入りて鄍の三門を伐つ。杜注:河東大陽県の東北に顚軫阪あり。また県名。「滇」に同じ。【司馬相如・上林賦】文成・顚の歌。【注】文穎曰く、文成は遼西の県名なり。顚は益州の顚県なり。其の人西南夷の歌を作能し。顚は即ち滇の字なり。また専一なるの意なり。【荘子・馬蹄篇】至徳の世、人の歩み重く、其の視顚顚たり。【陸徳明・音義】顚顚、丁田反。崔氏曰く、専一なる貌なり。また姓なり。晋に顚頡あり。【左伝】に見ゆ。また人名なり。【書・君奭】泰顚がごとき賢臣あり。また【集韻】亭年切、音田。顚顚、憂思する貌なり。【礼・玉藻】喪に服して容罷れ、色顚たり。【注】憂思する貌なり。【釈文】顚字また「阗」に作り、音田。また丁年反。また「阗」に同じ。【礼・玉藻】気充ちて内を発し、美儀を揚ぐ。【注】顚、阗と読む。【疏】顚は充つるの意なり。【釈文】阗、音田。また【集韻】典因切。亦た頂の意なり。【司馬相如・上林賦】長嘯哀鳴、往來飛翔、互いに過ぐ。夭蟜たる枝格、偃蹇たる杪顚。また【広韻】他甸切、去声の「瑱」に同じ。「瑱」に同じ。【集韻】また「

」と作る。考証:【左伝・僖公二年】「冀道ならず、顚軫より入りて鄍の三門を伐つ」。【注】虞地なり。【後漢書・郡国志】河東郡大陽に顚軫阪あり。謹んで按ずるに、杜注に「虞地」の二字なし。今『左伝』原文に従い、「入自顚軫」の下に「伐鄍三門」を増す。以下杜注原文に従い改む:杜注、河東大陽県の東北に顚軫阪あり。また県名、滇と同じ。【司馬相如・子虚賦】文成顚歌。注、女穎曰く文成、遼西の県名なり。謹んで原文に従い「子虚賦」を「上林賦」に改め、「女穎」を「文穎」に改む。【荘子】其の字顚顚たり。謹んで原文に従い「其の字」を「其の視」に改む。【上林賦】夭嬌枝格、偃蹇杪顚。謹んで原文に従い「夭嬌」を「夭蟜」に改む。