康熙字典解説
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【寅集中】【山部】島;康熙筆画 10;頁碼 312 頁 04 行。【唐韻】【広韻】【正韻】都皓切。【集韻】【韻会】都老切。音は刀の上声。【説文】海の中に往々として依り止まるべき山有るを島と曰う。山に従い、鳥声。『釈名』に「島、到なり。人の奔到する所なり」とある。『書・禹貢』に「島夷皮服」とあり。孔伝に「海曲を島と謂う。島に居る夷、還って其の皮を服す」とある。【木華・海賦】に「崇島巨鰲」とある。また【集韻】に「或いは隯と作る」とあり。【張衡・西京賦】に「長風別隯に激す」とある。亦た嶹と作る。【集韻】に「古く鳥に通ず」とあり。山に従い、鳥声。考証:【説文】に「海の中に山有りて依り止むべきを島と曰う。島、到なり、人の奔到する所なり。山に従い、烏を省きて声とす」とある。【書・禹貢】に「島夷卉服」とあり。注に「海曲を島と曰う。卉は草なり、木綿の属なり。卉服を以て来貢す」とある。謹んで按ずるに、引くところ多く原文に符せず。謹んで各書の原文に照らして改むるに、『説文』は「海中往往有山可依止曰島。从山鳥声」。『釈名』は「島,到也。人所奔到也」。『書・禹貢』は「島夷皮服」。孔伝は「海曲謂之島。居島之夷還服其皮」。【木華・海賦】は「崇島巨鰲」。謹んで按ずるに、鰲は黾に従い、魚に従わず。海賦の原文に照らして鰲と改む。