康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 774 ページ)
【午集中】【疒部】痤;康煕筆画:12;頁碼:774 頁下段 17 行。【唐韻】昨禾切、【集韻】徂禾切、【正韻】才何切、音は「矬」。【説文】に「小腫なり」とあり、一説に「族累(ぞくるい)」という。【徐鍇の註】に「今別に瘯蠡(とれい)と作るも是ならず」とある。【玉篇】に「癤(せつ)なり」、【博雅】に「痤は癰(よう)なり」とある。【韓非子・六反篇】に「痤を弾ずれば痛み、薬を飲めば苦し」とあり。【後漢書・律暦志】に「白露の日、晷影の長さ六尺二寸八分、至るべきに至らざれば、多く痤・疽・泄の病あり」という。【山海経】に「金星の山に天嬰多く、其の状龍骨の如く、以て痤を已むべし」とあり。【註】に「癰は痤なり」とある。また人名にも用いる。【史記・秦本紀】に「魏・晋と少梁に戦ひ、其の将公孫痤を虜にす」と見える。