康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 108 ページ)
【子集上】【人部】倡;康煕筆画:10;頁碼:108 頁 12 行目。『広韻』尺良切、『集韻』『韻会』蚩良切、『正韻』歯良切、音は昌。優娼、女楽を指す。『春秋元命包』に「翼星は楽庫にして天の倡なり、俳倡を主る」とあり、別に娼と作る。また「倡狂」ともいう。『荘子・山木篇』に「倡狂妄行」と見え、また猖とも作る。また『唐韻』『集韻』『正韻』に尺亮切、音は唱。和するを倡という。『詩・鄭風』に「予を倡えて汝に和す」とあり。『周礼・春官・楽師』に「凡そ軍の大献には凱歌を教え、遂にこれを倡う」とある。また『礼記・楽記』に「一たび倡って三たび嘆ず」とあり。注に「倡とは歌句を発するなり。三嘆とは三人これに従いて嘆ずるのみ」とあり。唱に通ず。考証:『史記・楽書』に「翼星は楽庫にして天の倡なり、俳倡を主る。別に娼と作る」と見える。按ずるに、『史記・楽書』のこの語は、惟だ『太平御覧』が『春秋元命包』を引く中に之れ有り。謹んで『史記・楽書』を『春秋元命包』に改む。