康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1099 ページ)
【申集中】【虫部】蠆;康熙画数:19;頁 1099。【唐韻】丑犗切、【集韻】【韻会】丑邁切、音は慸。【玉篇】に「螫(さす)虫」とあり。【詩・小雅】に「彼君子女、巻髪蠆の如し」。箋に「蠆の尾の末揵然たり、婦人の髪の末曲りて上に巻くがごとし」とある。【孝経緯】に「蜂蠆芒を垂る、其の毒後にあるが為なり」とあり。【左伝・僖公二十二年】に「蜂蠆毒あり」。注に【通俗文】曰く「蠆、長尾なるを蠍と謂う」とあり。【魏志・華佗伝】に「彭城夫人夜に厠に行く、蠆その手を螫ぐ、佗温湯をして其中に漬けしむ」とある。また人名にも用いる。【左伝・襄公九年】に「公孫蠆・公孫舎之および其の大夫・門子、皆鄭伯に従う」とあり。また「蔕」に通ず。【張衡・西京賦】に「睚眦蠆芥」とあり。注に「蠆芥、刺鯁なり」とある。また【集韻】に他達切、音は撻。義同じ。或いは作。