康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 280 ページ)
【寅集上】【子部】孱;康煕筆画:12;頁碼:280 頁 08 行。『広韻』士連切、『集韻』『韻会』『正韻』鋤連切、音は潺。『説文』に「迫り近く狭き意」、字形は「尸」の下に「孨」を従う。一説に呻吟を指す。『玉篇』に虚弱。『広韻』に低劣。『史記・張耳伝』に趙の相貫高曰く「我が大王は懦弱の大王なり」。注に孟康曰く「冀州の人、軟弱を孱と謂う」。また『集韻』に昨閑切、意は狭窄。また子仙切、音は煎、意は窘迫して局促不安なるもの。今俗語に「孱蹙」の説あり。また『玉篇』『集韻』に士限切、音は棧。孱陵は古の地名。『前漢・地理志』に武陵郡に在り。また巉に通ず。『司馬相如・大人賦』に「険峻なる崖に放縦して奔馳す」。注に「孱顔すなわち巉岩なり」。『蘇軾の詩』に「衣襟を提起して険峻なる崖を行く」。注に「山の額を顔と謂う」。