康熙字典解説
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【酉集中】【足部】蹕;康煕筆画:18;頁碼:1231 頁第 34 行。【広韻】居質切。【集韻】【韻会】【正韻】壁吉切。音は「必」。【玉篇】に「𨇾」に同じとあり。【周礼・天官・宮正】に「凡そ邦の事には蹕す」とある。注に「国家に重大な事務ありて、君王出行すべき時、宮正は通行を禁ずることを掌る。今時の衛士が街路を封鎖し清道するが如し」という。また【夏官・隷僕】に「宮中の蹕の事を掌る」とある。注に「蹕とは、行人を止めて道路を清むるを謂う。即ち今言う所の警蹕なり」という。【漢官儀注】に「皇帝の車駕の左右に侍して帷帳を張るを警と謂い、殿を出づる時には跸を伝令して、行人を禁じ道路を清む」とある。【古今注】に「警蹕は、以って行人を警戒するなり。【周礼】には唯だ跸して警せずと記す。秦の制に出づれば警と称し、入れば跸と称す。軍を出すには皆警戒し、都に入るには皆行人を禁ずるの意なり。また蹕路と指し、経る所は沿途に皆警戒す」とある。また【集韻】に毗至切、音は「鼻」。また必至切、音は「畀」。義同じ。また【篇海】に「足を立てて重心を一辺に偏する」とあり。【列女伝】に「立つに双脚偏倚せず」とある。