康熙字典解説
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【酉集上】【言部】詖;康煕筆画:12;頁碼:1155 頁第 10。『唐韻』『集韻』『韻会』に「彼義切」、陂の去声。『説文』に「弁論なり」。『広雅』に「慧なり」。『玉篇』に「佞諂なり」。『広韻』に「諂媚にして正しからざるなり」。『詩・周南・巻耳序』に「内に進賢の志有りて、険詖私謁の心無し」。『釈文』に「詖は、妄りに人に罪を加うるなり」。崔曰く、「険詖は正しからざるなり」。『孟子』に「詖辞はその蔽うるところを知る」。注に「詖は偏頗にして正しからざるなり」。『前漢・叙伝』に「趙敬は険詖なり」。師古注に「詖は弁なり。一に曰く佞なり」。又『正韻』に「兵媚切」、悲の去声。義同じ。又『六書故』に「陂に通ず」。『荀子・成相篇』に「讒人極きり無く、険陂傾側す」。注に「陂は詖と同じ」。又『広韻』に「彼為切」、『集韻』『韻会』に「班糜切」、音陂。又『正韻』に「逋眉切」、音悲。又『集韻』に「滂禾切」、音坡。義同じ。考証:『詩・周南・巻耳序』に「内に進賢の志有りて、険詖私謁の心無し」。箋に「詖は、妄りに人に罪を加うるなり」。謹んで原書の箋に従い「釈文」を改む。