康熙字典解説
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【酉集中】【豸部】豻;康煕筆画:10;頁碼:1200 頁 02 行
【広韻】俄寒切【集韻】俄干切、音は懺。
【爾雅・釈獣】貙獌は狸に似たり。【注】今の山民、虎の大なる者を呼んで貙豻とす。【疏】豻は野狗なり。狐に似て口黒く、皆貙の類なり。【正字通】狐に似て身黒く、長さ七尺、頭に一角を生じ、老いれば則ち鱗あり、能く虎豹を食らう。
【周礼・夏官・射人】士は三耦を以て豻侯を射る。【注】豻は獣の名なり。
又【礼記・玉藻】麛裘に青豻の褎あり。【注】豻は犬なり。【疏】一説に狐犬と作る。
又干と同じ。【儀礼・大射礼】干五十。【注】干は豻と読む。
又【広韻】【集韻】可顔切、音は馯。又【集韻】【韻会】【正韻】河干切、音は寒。又【集韻】侯旰切、音は翰。義同じ。
又【唐韻】五旰切【集韻】魚旰切【韻会】疑旰切【正韻】魚干切、音は岸。【前漢書・刑法志】獄豻は平ならざる所の致すところなり。【注】韋昭曰く、郷亭の繋ぐを豻と曰い、朝廷を獄と曰う。
又岸と同じ。【詩経・小雅】宜岸宜獄。【箋】岸、韓詩は豻に作る。
【説文】豻または犬に従う。【集韻】または貋と作る。犴は豻の或体なり。