康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 310 ページ)
【寅集中】【山部】岸;康熙画数:8;頁碼:310 頁 03 行。【唐韻】五旰切。【集韻】魚旰切。【韻會】疑旰切。【正韻】魚干切。音は「犴」に同じ。【説文】水辺高く隆起する所。【爾雅・釈地】険しく水辺に聳える岸を望む。【注】水辺険峻にして水深きものを岸と謂う。【詩・衛風】淇水にも岸あり。【小雅】高岸深谷と為る。また階を指す。【張衡・西京賦】峻き階と平らかな道。【注】襄は高き義。岸は宮殿の階を指す。また魁岸は雄偉傑出を指す。【前漢書・江充伝】人魁岸なり。【注】岸は稜角ありて崖岸のごとき形を指す。【唐書・宦者伝】仇士良、李石の威厳剛直にして風骨気度あるを深く忌む。また道岸という。【詩・大雅】率先して至極の境に登る。【注】道の最も高く深き処を指す。また額を露わにするを岸と謂う。【後漢書・馬援伝】帝、巾幘の下より額を露わにして馬援に謁す。また獄名を指す。【詩・小雅】地方の獄か朝廷の獄に繋ぐべし。【注】地方郷亭の拘禁施設を岸と謂い、朝廷のを獄と謂う。韓詩は「犴」と作る。