康熙字典解説
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【寅集中】【山部】嵏;康煕筆画 12、頁碼 316 頁下段 22。『唐韻』に「子紅切」、『集韻』『韻会』に「祖叢切」とあり、音は「鬃」に同じ。九嵏は山名にして、馮翊の谷口に在り。『前漢・地理志注』に醴泉県内に在りと記す。班固『西都賦』に「前踰秦岭、後越九嵏」と見える。また范雍の詩に「この奇山を九嵏と名づく」とあり、『孝感県志』にも見え、九宗山ともいう。『郡国志』には「嵕」と作る。また、峰が集まる山を嵏という。揚雄『校獵賦』に「三嵏を路して囲む」とあり、注に「路は落と同じ」とす。服虔の説に「竹を編みて藩籬とし、この山を囲む」という。今、醴泉・屯留の両県に三嵏山あり、三つの峰が集まるを謂うなり。司馬相如『上林賦』に「三嵏の巓に登る」という。『正字通』に、俗体誤って「嵕」と作ると指す。