康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 189 ページ)
【丑集上】【口部】哉;康煕筆画:9;ページ:189 頁 08 行。古文は「才」。【唐韻】祖才切。【集韻】【韻会】【正韻】将来切、音は栽。【説文】言の閑(あいだ)なり。【注】『論語』に「君子哉若人」とある。これはいわゆる隔ての辞なり。【爾雅・釈詁】哉、閑なり。また【爾雅・釈詁】哉、始なり。【疏】哉なる字は、古文には「才」に作る。『説文』に云う、「才」は草木の初めなり。声近きを以て、借りて「哉始」の「哉」と為す。【書・伊訓】朕哉自亳。また【康誥】惟三月哉生魄。また【玉篇】語助なり。【書・堯典】僉曰く、於、鯀哉。また【韻会】柳宗元曰く、疑辞なり。【書・益稷】禹曰く、俞哉。【注】口にして然れども心にして然らざるの辞なり。また「材」と通ず。【論語】取るべき所なし。【注】古字「材」「哉」同じ。また音は載。【書・武成】哉生明。【釈文】徐、音を載と読む。また【詩・大雅】錫哉周。【伝】哉、載なり。【疏】文王能く大利を布き、以て子孫に賜う。ここに又載せて周道を行い、天下を致す。「哉」と「載」は古字相通ず。按ずるに、『左伝』宣公十五年および昭公十年に『詩』を引きて、「哉」倶に「載」に作る。また鄭の箋に云う、哉、始なり。毛伝と異なる。また将其切に叶い、音は赀。【詩・邶風】已焉哉。天実に之を為す、これを何とか謂わんや。また【王風】君子役に于りて、その期を知らず、曷に至らんや。【説文】本は「𠮟」に作る。また「𡱵」に作る。