康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1208 ページ)
【酉集中】【貝部】賊;康熙筆画:13;頁碼:1208 頁 14 行目。『広韻』昨則切、『集韻』『韻会』疾則切、音は蠈なり。強盗をいう。『玉篇』に「人を掠む」と釈す。『書・舜典』に「賊姦宄」とあり。『伝』に「人を殺すを賊と曰う」と釈す。また『詩・大雅』に「僭ならず賊ならず」とあり。『伝』に「残害せざるなり」と釈す。また『左伝・僖公九年』に「僭ならず賊ならず」とあり。『注』に「賊とは傷害の謂いなり」と釈す。また『周礼・夏官・大司馬』に「賢を賊し民を害せば、則ちこれを伐つ」とあり。『疏』に「賊は残害なり」と釈す。また禾苗を害する虫を指す。『詩・小雅』に「その螟螣を去り、および其の蟊賊に至る」とあり。『伝』に「植物の茎節を食う虫を賊と曰う」と釈す。『陸璣疏』に「賊虫は桃李の木中の蛀虫に似て、頭赤く、身長くして細し」と釈す。