康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1047 ページ)
【申集上】【艸部】葼;康煕筆画:15;頁碼:1047 頁 03 行。【唐韻】子紅切。【集韻】【韻会】祖叢切、音は騣に同じ。【博雅】小なるの義。【説文】木の小枝なり。【揚子・方言】木の小枝を杪と謂ひ、青州・斉地・兗州・冀州の間は之を葼と謂ふ。故に古伝に曰く、慈母の子を怒るや、たとえ小枝を折って之を笞すとも、その恵み存す、と。又たある草を指す。【謝霊運・山居賦】蓼・蕺・葼・薺。【謝朓の詩】柔らかなる葼既に青く、細軟なる莎軽やかに揺ぐ。又た染草を指す。【漢宮儀】葼園は緑色の文を織りたる綬帯を染むる草を供す。考証:【揚子・方言】「木の小枝を杪と謂ひ、青・斉・燕・冀の間は之を葼と謂ふ。故に伝に曰く、慈母の子を怒るや、猶お葼を折って之を笞す、その恵み存す」とある。謹んで原文に照らし、「燕」を「兗」に改め、「猶」を「雖」に改む。