康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 932 ページ)
【未集中】【糸部】緵;康煕筆画:15;頁碼:932 頁上段 07。『広韻』子紅切、『集韻』祖叢切、音は「」。『玉篇』に「縷なり」とある。『史記・孝景本紀』に「徒隷に七緵の布を着せよ」とあり、注に「緵は八十縷なり。布に似たり。七升の布は五百六十縫を用う」とある。また『爾雅・釈器』に「緵罟を九罭と謂う。九罭は魚の網なり」とあり、注に「今の百囊の罟なり。江東これを緵と謂う」とある。また『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』に作弄切、音は「糉」。義同じ。また「稯」に通ず。『儀礼・聘礼』に「十筥を稯と曰う」とあり、注に「古文の稯は緵に作る」とある。考証:『爾雅・釈器』の「緵罟を九罭と謂う。緵罟は魚の網なり」の文は、原文に照らして「九罭は魚の網なり」と改むべし。