康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 537 ページ)
【辰集中】【木部】椶;康煕筆画:13;頁碼:537 頁下段 26 行。【唐韻】子紅切、【集韻】【韻会】祖叢切、【正韻】祖東切、音は鬃に同じ。『石鼓文』には に作り、俗に棕と作る。『説文』に「栟櫚なり。蓑衣を作すべし」とあり。張揖の説に、「幹の高さ一・二丈、旁に枝なく、葉は車輪の如くして皆樹梢に聚り、下に皮ありて層々重ね包み、皮一圈ごとに一節とし、花は黄白にして、実は魚子の如く簇生す」という。『山海経』に「石脆の山にその木多く椶あり」と見え、『玉篇』に「椶櫚、また蒲葵と名づく。また椶竹あり、これも竹類に属す」とある。『益部方物記』に「皮あって枝なく、茎中空なり。また崖椶あり、草の名なり」と記す。蘇頌『図経』に「形椶に似て葉ありて花開かず、根を採って労傷を治すべく効あり。俗に と作るも非なり」という。