康熙字典解説
【唐韻】【韻会】【正韻】は「之夜」の反切にして、音「柘」に同じ。【説文解字】にいわく、虫の名なり。一説に蝗の類に属すという。
また【玉篇】に「䑕婦」を載せ、すなわち負蠜(虫名)なりという。
【周礼・秋官・赤叐氏】に「貍虫」と見え、注にいう、「貍虫は䗪にして、肌蛷の類なり」。
また【揚子・方言】にいわく、「蟒、南楚の外は之を䗪蟒と謂う」。
また【広韻】は「之石」の反切にして、音「只」に同じ。【唐韻古音】は「張略」の反切にして、音「擆」に同じ。義同じ。【玉篇】にもまた「蟅」と作る。
考証〔【周礼・秋官・赤叐氏】注「貍虫。䗪、肌蚞の属」〕謹んで原文に従い、「蚞」を改めて「蛷」とす。