康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 706 ページ)
【巳集下】【犬部】犳;康煕筆画:7;頁碼:706 頁 15 行。『広韻』に「之若切」、『集韻』に「職略切」とあり、音は「灼」である。『玉篇』によれば、豹の紋を持つ獣である。『山海経』に「陽の山、その獣は多く犀・兕・虎・犳なり」とある。注に郭璞曰く、「犳、音は之薬反」。『字海』にいわく、「犳、皮に虎の紋あり」。また「嬴母の山、その山神は人の如くして犳の尾を有す」とある。『集韻』に「犳、獣名。隄山に出ず。状は豹に似て紋なし」とある。按ずるに、『山海経・西山経』に隄山に狕ありと記す。もと「狕」と書き、郭璞の音は「幺」なり。詳しくは「狕」の項の注を参照されたい。『集韻』これを引いて犳を説くは誤りである。