康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 750 ページ)
【午集上】【瓦部】甀;康熙筆画:13;頁碼:750 頁 02 行。『広韻』『集韻』『韻会』に馳偽切、『正韻』に直類切とあり、音は「縋」に同じ。小口の瓦甕を指す。『淮南子・氾論訓』に「甀を抱いて水を汲む」とある。注に「今、兗州のあたりでは小瓦甕を甀といい、幽州のあたりでは瓦という」とある。『揚子・方言』に「函谷関より西、晋の旧都である河汾のあたりでは、大なる瓦甕を甀という。甖は通称なり」とある。『博雅』に「甀は瓶なり」とある。また地名を指す。『史記・黥布伝』に「ここに西して皇帝の軍と蘄県において会い、西して甀に会す」とある。注に「正義曰く、甀は遂瑞反と読む。蘄は沛郡の蘄城を指す」とある。また『集韻』に是为切とあり、音は「垂」に同じ。義も同じ。『列子・湯問篇』に「国の中央に山あり、山名を壺領といい、形は甔と甀に似たり」とある。『釈文』に「甀は垂と同じ音」とある。また『広韻』に直垂切、『集韻』に重垂切とあり、音は「錘」に同じ。また『集韻』『韻会』に伝追切、『正韻』に直追切とあり、音は「椎」に同じ。義も同じ。考証:『列子・殷湯篇』は原文に謹みて『湯問篇』に改む。