康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 287 ページ)
【寅集上】【宀部】寁;康熙筆画:11;頁碼:287 頁 19 行目。【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】子感切、音は昝。【説文】「居の速きなり」。【詩・鄭風】「我を悪むことなかれ、故を寁(すみやか)に絶つにあらず」。【朱伝】「寁は速き、故は旧きなり」。言わく、子よ我を悪みて留めざることなかれ、故旧は遽(にわか)に絶つべからず、と。また【広韻】に「亟(すみやか)なり」とあり。また入声。【五音集韻】疾葉切、音は捷。義同じ。また【正字通】に曰く、「正韻」二十一感に「寁、速也」、十葉に「寁、亟也」とす。亟と速とは義相近し、二音に分つ。「韻会」は感韻に寁の字を収むれど、葉韻には載せず。また【説文】に「寁、居の速きなり。宀に従い疌声」とあり。孫愐の子感切は、切と声と反し、音訓皆定まらず。これ六書の疑うべき者なり。「字彙」は昝・疌の二音を兼ね、【正韻】に従う。